自分磨きの話

転勤について

私は、新卒でアパレル会社に入社し、約15年間就業をしていました。

その際に転勤が何度かあったのですが、若い時は転勤に対して

新しい環境で挑戦できるチャンスという捉え方をしていて、

そこまで否定的ではなかったのですが、何度か転勤をし、

転勤を繰り返していると自分に取っても周りに対しても不幸になる

可能性があると思いました。

そもそも業種、職業柄で転勤が発生するのは仕方ないと思いますし、

最初の頃の1、2度の転勤は、自分自身にとってプラスの経験になる

可能性が高く、キャリアアップに繋がる事もありますので、

それは良いと思うのですが、何度も何度も短いスパーンで転勤するのは

良くないと思います。

今回は私の体験談とある社員からの声を聞いて

そう感じた理由を書いていきます。

転勤を繰り返すのが良くないと思う理由

  • 人間関係がリセット、知らない土地で一からスタートしないといけない
  • 家族や恋人がいる際は、自宅を離れて1人暮らしの可能性や遠距離恋愛になる
  • スパーンが短く、より転勤を繰り返すと精神的にもきつい

私の会社では新しい住居探し、引越し準備なども基本、全部こちらで

やらないといけなかったので、そういった意味でも負担が大きい、

異動先の勤務開始日まで1ヶ月ない時もあり、今のお仕事もしつつ

急いで対応したりもございました。

上記の負担は大きいですが、私は新しく住み始めてからの

一からの人間関係の構築に苦労しました。

特に休みの日に何も予定がない、誰とも話さず終わる日々も

多々あり、精神的にきつい時もありました。

会社の仲間と飲みに行ったりは、時々ありましたが

年に1、2回でそこまで多くはなく、

私は店長という立場で異動という事もあり、

了承した以上、周りに気軽に相談も出来ない状況でした。

これが期間が決まってる事であれば、動きやすい部分はありますが、

いつまでかはわからない、もしかしたら1年になるかもしれないし、

5年後になるかもしれないし、人間関係を構築してもすぐまた

異動になってしまう可能性もある、独身であれば新たな土地で恋人を

作っても遠距離になってしまう可能性があるなど、長期的な関係構築が

難しいなど発生する事が、特にネックでした。

ある社員からの声

これは私が、人事総務で勤務してた際に、

ある社員が言ってた事

ある日、その社員に異動の打診を行い、

エリア的に住居の変更なしで、近場の店舗に異動の話をした

時の事です。

『私はこれまで会社の指示通りに動いてきた』

『住居の変更に伴う異動はこれまで片手でおさまるくらいだがしてきた』

『私ばっかり異動の指示が来てるように感じる』

『まだ異動の経験がない社員もいるが、他の人にしっかりと異動の打診はしたのか?』

『まだ異動してない人は、会社から入社時にうちの会社では必ず転勤が発生することは

説明しているはず』

『なのに何故、この人は、あの人はずっと同じ店舗で働いてるのか?おかしい!』

『なので、今回はお断りしたいです』と

言ってる気持ちはすごくわかる。

私もその社員と同様に転勤を何度も経験した事があるからです。

私の会社では人事は権力がなく、営業チームでの話し合いで

異動するのが誰がベストなのかを一番に考え、異動の打診を行っていました。

結局、異動の経験が豊富な方や、異動をお願いしても辞めなさそうな社員が

候補に上がることが多く、新しく入ってきた新入社員や、

入社して2〜3年経ってある程度慣れてきた人を他の店舗に異動させ、

多くの経験をさせる、キャリアアップに繋げるなど

積極的に行なっていなかったです。

適正というものがありますので、まだそのレベルまでいってない、

そのスタッフが抜けるとお店回すのに支障が出るなどあったかもしれませんが

私には何かしら理由を付けて、避けてるように感じました。

異動のお断りしていたら協調性がない、

評価が下がる、出世コースから外れるなど、

あるかもしれませんが、何度も異動の話がある時は、

自分の人生を不幸にさせない、

ここからはここの場所で骨を埋めたいと思っているのであれば、

自分の希望をしっかり伝えて、お断りする事も大事だと

感じました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

このご時世、少しは転勤に対して緩和されてたり、

異動先での配慮、その分の手当てをしっかり支給など

あると思いますが、私の会社ではそのような事はなく、

転勤は最悪、退職に繋がりかねない事でしたので、

その場しのぎで考えたり、その社員の気持ちに経って

どうするのか、他の社員で候補はいないのか慎重に

検討する必要があると思いました。

会社からの指示に了承することも大事ですが、

場合によってはお断りして、自分がどのようにして会社に

貢献していきたいのか自分の希望を伝える、

言いなりばかりにはならない事も大切です。

会社都合でどうしてもという時もあると思いますが、

これまでうちの会社で実績を出して貢献してきた人の

話なので、しっかりとその話を汲み取る努力も会社側も必要と

思いました。

転勤については合う人、合わない人、

ポジティブに感じる人、ネガテイブに感じる人、

今も転勤族で頑張ってる方も多くいらっしゃると思いますが、

こちらを読んで少しでも共感して頂けたら幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございます。