今回は私が過去に仕事で降格された時の話をしていきます。
タイトルだけを見るとちょっと重めな話になってしまいますが、
最後はしっかり自分を取り戻しリベンジしてますので、
同じような境遇になられた方などに、少しでも共感、励みに
感じてもらえたら嬉しいです。
自分に取っては、辛かったですが貴重な経験でもあり、強くなれたきっかけでも
ありますので最後まで読んで頂けますと幸いです。
降格になった理由と状況
私は新卒からアパレル系の会社に入社し、ショップ店員から店長へと
昇格し、とある店舗で店長をしていた時の話になります。
入社してから4年目の出来事です。
ちなみに店長に昇格しましたが、うちの会社は割と積極的に
『やりたいです』とアピールすれば、チャンスをもらえる会社で、
割と早い段階から店長になってる同期なども多々いました。
お店には店長、副店長、そして販売員スタッフが数名いて、
売上が高い店舗でしたので日々、お客様に楽しく買い物をしてくださるよう
接客や、ディスプレイ変更、商品管理など、皆で協力しながら頑張っていました。
そんな中、店長の地位が解除され、降格となってしまう
出来事が起こります。
降格された理由としては、
副店長が適応障害になってしまい、その原因が自分にあるからというもの
でした。
副店長が日々ストレスを溜め込んでしまい、私はそれに気が付く事が
出来なかったのです。
上司からは、『何があったんだ?!』と事情聴取のように詰められて、
適応障害ってよっぽどの事をしたんじゃないかと激しく怒られました。
私としては、もちろんそんなストレスを与えるような対応は
してませんし、日々、十分ではないかもしれませんがコミュニケーションは
取っていたつもりでいました。
ただ私は度々、副店長やスタッフなどどコミュニケーションが足りてないと
上司から注意を受けてました。
副店長がどのように話をしたのかわからないですが、
それが一番の理由で降格処分、早急に他の近場店舗に異動となりました。
副店長は最低でも1ヶ月は休養が必要で体調が回復次第、
戻ってくるという話もありましたが、結局迷惑をかけてしまったとのこと
で退職となり、あの日から副店長と会う事も話す事も出来ませんでした。
降格された後の状況
理由は覚えているのですが、正直自分でもショックは大きく、
具体的に上司からどのようなやり取りがあって
降格になったのかあまり覚えてないのですが、
気が付けば他の店舗の先輩店長の元でどのようにやってるのかを見て
勉強しろと言われ、販売スタッフとして従事していました。
その先輩店長が、面倒を見てくれていたのですが、
元気なさげな様子を見て、このままだと良くないと察したのか、
本部に反省してる事のアピールやあいつ変わったなと思ってもらえる
ような対応をしないと駄目だという事で、形から入ろうと提案して
くれました。
形からというのは頭を丸刈り『坊主』になるというものです。
始めは少し抵抗ありましたが、正直気持ちの切り替えがまだ出来てなく、
このままだと良くないですし、受け入れることにしました。
先輩店長がバリカンを持ってたので、先輩家で坊主にしてもらい、
とりあえず1年ぐらいはこの頭で頑張ってたら認めてくれるかなー
とぼんやり思っていました。
その後、リベンジ!!
降格してから3ヶ月くらい経ち、徐々に元気にはなってきました。
ただ、私は降格したんだという自覚がある出来事によって大きく浮き彫りになり、
本当の意味で降格したんだという気持ちがわかってなかったのかもしれません。
給料が減ったなど数字を見て凹んだりもあったのですが、ある出来事とは、
社内行事で内覧会に行った時の話です。
内覧会というのは全国の各店舗の店長や副店長などが集まり、
今後の事について話し合うという会です。
久しぶりに会う同期や後輩などもおり、楽しみな気持ちもありましたが、
店長だけの会議に招集させられなかったのと、後輩店長から明らかに気まず
そうな対応や、本部でダメ男マンと裏でバカにされてる事が発覚する
などあり、本当に悔しさが滲み出てました。
内覧会終わりに皆んなで集まって飲み会があったのですが、
飲み行く前の道中で『気持ち悪くなったから先に行ってて』と伝え、
悔しくて号泣してしました。
1時間くらい泣き、その時に決心しました。
『このままじゃ終わらない!!必ず上り詰めてやる』と心に決めました。
そこからは冷静に自分の何がいけなかったのかを真剣に考え、
とにかくコミュニケーションをたくさ取る、仕事の話だけでなく、
たわいもない話も沢山する、自分から全部話かける、私は今こう思ってるなど
しつこいくらいコミュニケーションをとる事を行いました。
お客様から店頭でお喋りしてると思われるかもしれませんが、まずは
コミュニケーションをたくさん取ることを癖づけて行っていきました。
そして、周りから徐々に笑顔が増え、動いてくれて、変わったと本部も認めてくれるように
なり、約1年半後また店長の地位に戻ることが出来ました。
まとめ
今だから普通に話せますが、降格されるというのは、非常に精神的に
ダメージは大きいものと思います。
真剣にこれまで仕事をしてきたら尚更ですし、やっぱり誰でも認められたいなどの
欲求がありますし、私もその当時は非常に辛かったです。
正直納得いかない点も多々あり、もがいてました。
その時の先輩店長には気にかけて頂いて大変お世話になり、非常に感謝してます。
坊主にするのは今の時代ではどうかと思いますが、何かをしてしまって
形から入るという方法としてはありなんじゃないかと思いました。
同じように降格された全ての方に、共感や励ましになれば幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
