自分磨きの話

家族経営してる会社 おかしな話

今回は「家族経営の会社に入社したら、おかしな事がたくさんあった話」
というテーマでお話したいと思います。

私は前職から、とあるアパレル会社で勤務していたのですが、徐々におかしな風潮、ブラックだなと感じる事が増えてきました。

今回は
その会社のどんなところがおかしいと感じたのか、
家族経営をされてる会社を見抜くポイントをお話します。

  • 家族経営してる会社で勤務してる方
  • 就職(転職)活動中で、家族経営の会社に就職しようと思っている方

そんな方に少しでも参考にして頂ければと思いますので、
ぜひ最後までご覧ください。

おかしな話

①会社で管理してる会社の所有物の掃除、窓開け作業、庭の手入れ、観葉植物に水やり。

私は総務に就いていたこともあり、本社から自転車で5分くらいの会社の所有物の手入れをやらされていた時の話です。新人だった事もあり、雑務を積極的にやらない

夏場は毎日、それ以外は週2〜3回行う。

ちなみに本社の掃除をする前に30分早く来て、やる作業。

『本社の掃除ならわかるが、誰も来ないのに意味があるのか、効率悪いなー』と感じてました。しかも窓を開けて換気したら、帰宅する前に閉めに行かないと行けなっていう。

『面倒の塊』でした。

また厄介なのが、それをいちいち社長の親族絡みが確認してくること、水やりの水の量が足りなければ言ってくるし、枯葉とか落ちてたら掃除が甘いなどドラマでよくある『嫁の前で姑が人差し指で埃(ほこり)チェックをしている』のような場面がありました。

②気づいて欲しい精神

本社の会議で使用している大きなテーブルがあるのですが、ある時社長から『あのテーブルを見て、何か思う事はないか?』と聞かれました。

実際に見てみましたが、そこまで気になることはなく、何かなーと考えていたら『テーブルの角と横の部分が若干剥げてるでしょ?直さないの?』とのこと。

このデスクはお客様も来られて使用するデスクだから、そういう所に総務は誰よりも早く気づいて、直して欲しいとのことでした。

直す方法を考えていましたが結論、剥げてる所をテーブル色と似たマジック等で塗れば良いようでした。

『それで良いのか?』という疑問は残りましたが、塗って満足してるようなので良かったです。

③週1回の朝礼、長すぎる会議

朝礼は会社の理念や社訓を大きな声を出して唱和。週1回だったのでそこまで影響はなかったですが、長すぎる会議は社長秘話、社長からのありがたいお話がほとんどでした。

エンジンがかかってしまうと長くなる傾向があり、たまに質問が飛んできたりもするので聞き流すことは出来ず、そういう時間だと思って半ば諦めてました。

また体力的にも精神的にもきついと感じた事は、総務は売上を作ることが出来ないので、縁の下の力持ちで頑張っていましたが、総務も『店舗行ってこい』、『店舗行って売上上げてこい』などもネチネチ言ってくるので、会社での仕事を終えてから店舗に行く事も度々ありました。特に仕事が長引いてしまった際は、店舗に行っても閉店間際で意味があまりないと思うこともあり、メンタルも削られていきました。

権力の振りかざし

家族経営のなので親族はある時、急にショップマネージャーから部長ポジションに2ポジションを飛び越えて昇給になったり、社長の娘なので周りはペコペコと気を遣ってる光景や社長に『パパー』と呼んで、仲良くしている雰囲気などを見てると明らかに家族が優遇されてる事が目立ちました。

また店舗のスタッフの時給決めについても、親族はその時に気分で時給アップさせたり、店頭商品も勝手に値引きしたり、勝手にレイアウト変えたりとやりたい放題です。当たり前ですが、時給や商品の値引きなど金銭に関わる事は通常の部長クラスでも、勝手には出来ないですし、社長承認も必要です。

スタッフにとっては、時給が上がり嬉しい事もあるかもしれませんが、実力ではなく、血縁を優遇されてる事が多く拝見されます。

問題行動起こしていても、家族経営の会社にコンプライアンスやハラスメント対策はない、もしくは形骸化していて、誰も守られてないのが現状のようです。

兄弟喧嘩と親子喧嘩

家族経営の会社で多いことなのではないでしょうか。

私の会社では長男が会長、次男が社長、会長の娘が部長、もう1人の娘がMD、関係はわからないですが、その他で親戚が2名いらっしゃいました。

特に会社の方向性を決める上で兄弟喧嘩は良く起こり、基本会長が怒鳴り散らかし、絶対的な存在なので社長が怒鳴り返す事はあまりないのですが、社長が引っ張っていかないといけない中で会長が出しゃばる点もあったので、ギスギスした雰囲気になる事はよくありました。

当然、周りは口出し出来ず、傍観してる状況が多く、稀に巻き込まれたりもございました。

会長と娘のパターンは基本、イチャイチャしてる事が多かったですが、時々娘が一方的に会長にマシンガントークしてる状況もありました。子は親の弱点とワンピースの漫画で出てきた言葉がありましたが、基本絶対的なワンマンな会長でしたが、娘の言うことは聞いてました。隠れたボスは娘だったかもしれません。

親族と他の社員とでは当然のように壁があり、建前やうわべだけの関係でやりづらさは非常に感じました。親族の家族でもない社員にとっては付き合いきれない事も多く、離職率は非常に高かったです。

家族経営をされてる会社を見抜くポイント

1.HPの会社概要をチェックする

これで大まかは見抜けると思いますが、会社の社長、幹部クラスの役員メンバーの名前を見て、同じ苗字がいないかのチェックです。特に珍しい苗字なのに2人、3人といた場合はほぼ黒と思います。

家族経営では、役員も社長の一族で固められているケースが多いです。役員が社長の一族で固められている会社はだいぶ厄介です。

役員の意見はスイスイ通るのに、一般社員の意見は全く通らない。聞いてももらえない、役員の評価ばかりで一般社員の評価は低く給料が一向に上がらないなどの事が発生します。

2.口コミをチェックする

役員クラスに固めてないパターンだと完全に見抜くには、難しく口コミをチェックするのが良いと思います。これまで親族絡みが理由で退職された生の口コミが残っている可能性があります。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は私の経験談も踏まえて家族経営の会社についてお話してみました。

実際問題、日本の会社の99%は中小企業で、その中で家族経営の会社もたくさんあります。もちろん全ての家族経営の会社が、今回お話したような内容に当てはまるわけではありませんし、そういう傾向があるという風に捉えて参考にして頂ければと思います。

私としては、家族経営の会社で勤務した経験から身内には優しく、それ以外の一般社員には厳しいというような構造になってる事が多く、納得いく評価や昇給などを求めている方には、オススメはできないと思います。

「この会社で働きたい、この社長の下で頑張りたい」など明確な目的があるのであれば良いと思いますが、メンタルを削られる可能性があるなど覚悟や心構えはしておいた方が良いと思います。

就職や転職活動をしてる方に、少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。